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旅行 一覧

あんだけ飛行機で寝たクセ、旅の疲れがあったのか昼ぐらいにモソモソ起床。
カーテンを開けて外の様子を見てみる。
夜の街しか知らない当方としては、初めて見る昼のワルシャワになる。

うーん、第一印象は「極めて社会主義的な街並みだなぁ」。
遠くにマックの赤と黄色の看板が見えるけれども、モノトーンでコンクリな建物は
この国がその昔社会主義国だったことを強烈に意識させる。
つーても通りの裏の方を見ているから、実際の繁華街とかは全然印象違うんだけどね。

そして気温計はマイナス10度。寒い寒いとは聞いていたがそうでもないような。
いや十分寒いんですけどね。

ちなみにお世話になったマンションはその昔ゲットーがあった場所で、
今でもゲットーのあった場所に住むと具合が悪くなる人がいるらしい。
そういう心霊的なものって日本だけかと思ってたのに、海外でもあるんだねぇ。。。

さて市内観光でもするかということで、本日はサスキ公園へと行くことにした。
恐らく真っ先に観光するのであれば旧市街と呼ばれる、
昔ながらの建物が並んだ地区に行くのだろうが、なんでか当方はサスキ公園に行きたかった。

なんでかってーと、サスキ公園には無名戦士の墓というものがあり、衛兵が守っているらしい。
で、その衛兵は毎時になると交代するわけで、その交代する瞬間が見たいと
地球の歩き方を日本にいる時からwktkしながら思っていたのだ。
故に旧市街とかはすっとばしてサスキ公園へと行くことにしたのだ。

とは言っても、同じワルシャワ市内とはいえ広いことに変わりはなく-
つーてもお世話になった家はヤナ・パヴワ2世通りに面していたので、
そこからサスキ公園まで遠いというほど遠くもないのだが、今後のことも考えて、
まずはトラム(正確にはトランヴァイと言う)のチケットを買い求めることにした。

ちなみにヤナ・パヴワ(Jana Pawla ←lには右上から左下に向かって斜めの線が入る)を
英語的に言うと「ヨハネ・パウロ」。
先のローマ法王、ヨハネ・パウロ2世はポーランド人だったわけで、そこから取った名前らしい。

そしてトラムというのは簡単に言ってしまえば市電。
札幌にしろ、パルコの所から走っている路面電車があるが、
そういった路面電車が市内を縦横無尽に走っており、基本的にはこのトラムとバスが
ワルシャワ市民の足になっているそう。

チケット自体はトラム内でも買えるものの、追加料金がチャージされるため、
街中のあちこちに立っているキオスクで購入するのがベター。

旧市街のキオスク。「Ruch(ルフ)」と呼ばれる。
店舗の大きさや形は様々なれど、看板の緑と黄色の文字を見ればすぐにキオスクと分かる。
たまに「ルフ」とビールの銘柄の一つ「レフ(Lech)」を混同していたのは内緒です。

キオスクというと日本人は駅構内のKioskを想像しがちだが、
向こうのキオスクはそれ以上に品揃えが豊富で、言うなれば向こうのコンビニと考えてもいい。
コンビニという概念が存在しないから、代わりに存在しているのがキオスクという感じ。
故にトラム&バスのチケットに始まり、日用雑貨、食料等、大体のものは揃っていたりする。

ただ日本のコンビニと違うのは、個人商店的な考えがあるので、
どこもかしこも土曜日は午後3時まで、日曜は閉まってるなどということが往々にしてある模様。
閉まっててもスーパーとかはあるから、そこで物は買えるんだけどね。

そんなキオスクでトラム&バスのチケットを買っていただく。
まだ両替してないのでお金ないんす。。。
チケットは一週間券を2枚。他にも3日券とか1ヵ月券とかある模様。
ま、二週間あれば大丈夫でしょうということで二週間分買っていただき、いざおでかけ。

の前に、日本にいる感覚というのは捨てきれないもので、
いつも持って歩いているショルダーバッグを腰のあたりに掛けていたら、
友達から前に掛けるように直される。すわっ、やっぱりスリとか多いんだなぁと実感。

そんな感慨を抱きつつトラムへ乗車、まずは自分で改札。
地球の歩き方によるとトラム&バスに乗ったらチケットは自分で改札しないとダメらしく、
チケットを持っていたとしても、未改札の場合は検札官に無賃乗車扱いで罰金取られるという。
なんでも検札が頻繁に行われていて、それが月始めに多いらしい。
幸いにしてポーランド滞在中に検札している場面に遭遇することはなかったが、
異国の地で罰金取られるという伝説を作りたくもないのでとっとと改札。

んー、乗り心地というのはさして日本と変わりはないものの、
シャルル・ド・ゴールの駐機場まで運んでくれるバスにしろ、このトラムにしろ運転が荒い気がする。
結局は運転している人次第なのだろうけど、荒っぽい感じがするなぁ、ブレーキが急だとか。
故に結構しっかりめに手すりに捕まったり。

友達とぼそぼそ話をしながら、通り過ぎる街並みを見ていると、
「Sex Shop」の看板がちらほら目立つ。なんれすか?行けってことですか?
話を聞くと単なるアダルトショップらしい。なーんだ。
いやカトリックの国だからありえないとは思ってますけどね。
つーか、あちこちにそういう人が立ってたりするらしいですけどね。
夜は怖いから基本的に外出はしなかったから、見なかったけど。

実際、駐車してある車のワイパーにはエロで溢れたチラシが
これでもかってくらいに挟まってることを考えると、
カトリックの戒律なんてお題目なんじゃねぇのかななんてチラリと思ったり。

でもねぇ、ポーランドの若女子はことごとく綺麗・美人
外れがないと言っても過言じゃないくらい。
食べ物とか基本的に肉であって、量も多いのがデフォルトなんだけど、
若い人はそういうのをあまり食べなかったりして美を保っているらしい。
ホントね、間違えてもいいすわ

ただ年食ってる人を見るとどこでなにを間違えたの?と思ったり。
なんかねぇ、有りえない状況になってんすわ。
若い人とおばちゃんが並んでトラムとか待ってるのを見ると、
もにょもにょした感情が湧き出てきたり。嗚呼不思議。若い時はなぁ。。。

もう一つ目に付いたのがケバブの店。ルフと同じくらいあちこちにあったりする。
ケバブというとトルコのイメージしかないんだが、何故?
家主さんのblogでもあっちこっちでケバブを食ってる描写がある故、
恐らくヨーロッパ各地に根付いている食文化なのだなと日本に帰って来てから感じたり。

それはそれとして、なんでこんなにもケバブの店があるのかというと、単純に安いから。
マックとかでセット物を頼むよりも半額くらいの値段で腹いっぱいのケバブとドリンクが飲めるんだなぁ。
いずれ食っちゃるぞと思いつつ、シフェントクシスカ通りの停留所でトラムを降りる。

ここにサスキ公園があるかというとさにあらず。
まずは両替所ーカントル(Kantor)で換金するためにここで降りたわけだ。

写真の背後にあるビルに両替所が入っているので早速換金するのだが、
なんぞ日本円を直接扱えるカントルは、ある程度の数はあるものの、レートがそーんなによくないらしい。
カントルも個人商店みたいなもんであり、その店その店で偉くレートが違うから困り者。
店の前にレートの看板や電光掲示板が出ているから、それを見て判断することはできるけど、
日本円はポーランドにおいてはマイナー通貨故に不利だ。
友達も基本的にはレートのいいドルで換金しているとのこと。

つーてもYenしか手持ちのない当方にはどうすることもできないので、
現地通貨であるズウォティ(Zloty ←これもlに線が入る)へと換金。
ポーランドはEUに加盟しているものの、2004年5月に加盟したばかりなので、
まだ通貨はユーロではなかったりする。将来的にユーロになるだろうけどね。

で、両替した5ズオ硬貨。

後日撮ったお金色々。

中には補助通貨のグロッシュも入ってますな。補助通貨っつーのはドルに対するセントみたいなもの。

へーこれが現地通貨かーと感慨に耽ってみたり。
見慣れない硬貨とかお札というのは面白いなぁ。ゲーセンのメダルっぽいの(w
それでも日本の硬貨と違って、金と銀の二色使ってたりするから、そこそこ金かかってんのかなぁとか。
面白いなぁ海外て。

両替も済んだし、いざサスキ公園と行きたいところだが、その前に電話をゲッツ。
友達の職場の方が使ってないプリペイドケータイがあるとのことで、それを受領しに職場へ。
なにかと友達と連絡取れないと困る場面も出てくるだろうし、
なにかあった時のためにと手を回してくれたらしい。ああありがたいことで。。。

成田出る時にDocomoのおねーちゃんが「海外でもケータイが使えます!」とかって
必死にDocomoのなんちゃらプランをオススメしてたけどなぁ、入らなくてよかった。
あ、キャリアがauな当方には無関係ですか?そうですか。

んでそのまま職場の裏手にあるレストランでちょっと遅めの昼ご飯。
店の奥に座ったのが悪かったのか、はたまた東洋人二人連れだったのが悪かったのかは知らぬが、
注文取りを待っても全然来ないということはあったものの、なんとかランチメニューを無事に注文。

いただきまーすの前に、

本日のビール:クルレフスキェ

んめぇ~。昼から飲むのはまた最高ですな!
これ書いてる今日と言うのは来週健康診断故に今から酒断ちしているので、
すげぇ飲みたくなってきてるんですけど。

ぐびぐび飲んでいるとまずはスープの登場。

ランチメニューの文字すら読めないので、なんのスープだかも不明。

ポーランドはスープが割と飲まれていて、
有名なのはジュレックというライ麦を発酵させた酸味のあるものや
モツの入ったフラキなどがあったりする。

んまんま言いながらスープ飲んでいるとメインが登場。

当方:鶏肉のなんちゃら

友達:パスタのチーズなんちゃら

・・・当方の記憶のなさには脱帽だな('A`)

それでも

ああ当然キューリは残すさ

最後にシナモンの効いたアポーパイをいただいて、

ごちそうさま。ムフー、朕は満足である。

腹も満たしたし、いよいよ以ってサスキ公園へ。
文化科学宮殿を横目に見つつ、

ちょいと遠回りをして、

サスキ公園へ到着。
気温はチラリと書いた通りマイナス10度。
寒いんだけれども、ワルシャワっ子は太陽の光を浴びるのが好きらしく、
日本に比べて刺すように寒いこんな冬の日でも、みな公園へ出かけたりしている。
人間がかように太陽好きであれば当然として動物も一緒であり、
なぜか行った時には、

一面の鴨、

鴨、

鴨。
なんでこんなにおるの?

友達の話だとどうやら池が凍っているから、こっちで日向ぼっこをしているのではいかとのこと。
へー。
とは言えネタの一つだからとバシバシ鴨写真を撮っていたら、
東洋人二人連れというのが向こうにしては珍しいらしく、しかもなんでか鴨写真を撮っているということで、
恐らく現地テレビ局のニュース素材として撮影されてみたり。なんだこれ?

変にもにょった気持ちを抑えつつ、目的であるピウスツキ元帥広場へと向かう。
この時はちょうど公園の西端にいたのだが、ピウスツキ元帥広場は東端にある。
てくてく歩いて向かうのだが、広いなぁ~、この公園。移動するだけで結構な時間がかかったりする。
今回は行かなかったものの、この公園よりデカイ、ワジェンキ公園というのが南の方にあったりする。
どんだけ広い公園作っとんねんポーランド。

公園もでかいと思ったら、広場も相当でかいものであり、

見ろ、人がゴミのようだ。

なんつーバカ広いというか。。。
で、この広場の奥に、

無名戦士の墓があるのだ。

この後、当方の写真を友達に撮ってもらったりしてたのだが、
なんでかポーランドの年配の方に話し掛けられることしきり。現地語で
めちゃくちゃモンゴロイドの顔に向かってポーランド語で話し掛けますか。
友達が受け答えしてたけど、なんつーのか人懐っこいですなぁ。やっぱし珍しいのかな。

などということをやってると時刻はちょうど午後3時付近。
向こうから、

ザッザッザッ

ザッザッザッ

キターーー!

これが見たかったんですわー。
極めて社会主義的な感じのするこの儀式。
いやイギリスにもこんなのあった気がするけどさ。おーすげー、一糸乱れぬ行進。

衛兵の交代が終了し、帰っていく兵隊たち。さよーならー。

恐らく防寒対策は万全にしているのだろうけれど、
この寒さの中で1時間も墓守をするのは大変だろうなぁ。
これがお仕事なのだからしょうがないちゃーしょうがないのだけれど。
とりあえず当方の見たかったものは見れたし満足満足。

その後は3月9日に行われるオペラを観るべく、チケットをゲッツしに国立オペラ劇場へと向かう。

こちらはオペラ劇場の裏口。
サスキ公園に隣接しているものの、表口はこの裏っ側にあたる。
故に裏っ側-表口へと周り、チケットをゲッツ。ムフー、チャイコフスキーの「DAMA PIKOWA」。
ポーランド滞在中にやってるオペラの中で、好きな作曲者を選ぶと自動的にこれになったのだが、
果たしてどんな内容なのか。。。
個人的にはオペラだし、なんとなくストーリーとか分かんじゃねぇ?とかタカをくくりつつ帰宅の途へ。

まっすぐ帰る前にアルカディアという、言わばArio札幌やイオンタウンみたいな
バカでっかいショッピングモールへと晩御飯含めての買い物に寄ってみる。

後日夜に撮影したアルカディア正面玄関。暗いな。

中には日本から撤退したカルフールが入っているのでそこでぼそぼそと買い物。
詳しくご覧になりたい方はこちらの方のblogでどうぞ。
当方は撮影したら怒られるから撮らなかったんで。

カルチャーショックだったのは、精算する時のこと。
日本だと
 1.カゴをレジに置く
 2.店員はカゴに入っている物をスキャンして、向こうのカゴへ入れる
 3.精算
 4.向こうにある台で買った物を袋に詰める
というプロセスなのだが、
向こうは
 1.カゴから入っている物をちんまいベルトコンベアへ全て並べる
 2.店員はベルトコンベアを足のスイッチで操作し、手元に引き寄せてバーコードスキャン→向こうへ放置
 3.客は品物をその場で袋に詰める
 4.精算
というプロセス。
これね、やってみないと分からないんだけど、袋詰めと会計が一緒になるからえれぇテンパる。
慣れないと中々難しいルールだなぁと思う。

ちなみにベルトコンベアに品物を全部乗せるのだが、それだと他人の品物と区分けがつかなくなるため、
ここまでが私の買った物ですよという仕切り板を立てる仕組みになっている。
国も変わればルールも変わるんだねぇ。
個人的には日本式のルールが合理的な気がするんだけど。荷物多いとしまうの大変だし。

ついでにカルチャーショックだったのは、会計済む前の商品を飲み食いしちゃってんの
聞いた話、イギリスだと食いきったスニッカーズの袋だけを会計に通したとか話もあったり。
ああそうか、それでカルフールのお菓子売り場の、商品の裏の方に殻になった袋が転がってたりすんのね。。
食うなよ

日本じゃまず見られない光景にショックを受けつつ、今度こそ帰宅。
晩御飯は手羽先のチューリップが食いたかったのでそのように料理料理。
それを肴にピルスナー・ウルケルをグビグビと。

と、そう言えば友達は三角のおにぎりが握れねぇという疑惑があったなと思い出してみたり。
よし、ちょいと三角おにぎり勝負する?という流れになり、
ツナマヨと、お土産で日本から持って来たたらこを具にしてにぎにぎ開始。

結果-

左半分:当方、右半分:友達

負けました

         おにぎりワッショイ!!
     \\  おにぎりワッショイ!! //
 +   + \\ おにぎりワッショイ!!/+
                            +
.   +   /■\  /■\  /■\  +
      ( ´∀`∩(´∀`∩) ( ´ー`)
 +  (( (つ   ノ(つ  丿 (つ  つ ))  +
       ヽ  ( ノ ( ヽノ   ) ) )
       (_)し'  し(_)  (_)_)

と騒ぐ友達。あまりに悔しくてそのまま不貞寝の当方。おにぎり。。。。

中途半端にしてて書いてなかったので、ちまちま書いてみる。
ちなみにこっからの続きね。
半年前のことを果たしてどこまで思い出せるかが勝負だ。

親切なおばちゃんに案内されて、シャルル・ド・ゴールで降り立つ日本人の列を離れ、
Exitカウンターの脇にある狭くて暗い階段を下りる当方。
前エントリで書くのを失念していたんだが、
荷物は成田で預けたらそのままワルシャワまで運んでくれるのだそう。
故に必要最低限の荷物を機内に持ち込めば、シャルル・ド・ゴールで重い荷物を持って歩かなくてもよく、
そのまま2Bターミナルへ向かうシャトルバスに乗ればいいわけだ。

今にして思えば、イギリスの旅客機爆破テロ未遂事件前だから、コンタクトとかの保存液も持ち込めたんだなぁとか。
怖いすわ、テロって。

閑話休題-

さっさと2Bターミナルへ向かうシャトルバスに乗ればいいものの、
ちともよおしたということと、寝てた故にメガネっ子だったのでコンタクトを装着したいなとか思い、
階段を下りた脇にあるトイレへと入ってみる。
いやね、トイレなんて世界どこ行ったって似たようなもんなんだけれども、ちょっと怖かったね。

空港という比較的セキュリティの堅い所だって、スリとか強盗とかあるわけじゃないですか。
入ったトイレは小用のが2つ、大が2つ程度の狭くて暗い感じの所で、しかも奥ばった場所にあるから
ここで黒人に「ヘイユー、マニーマニー」とか言われてナイフなんざ出される可能性がなくもない。フランスだし。

怖いからとっとと出すもの出して洗面台でコンタクト装着してたら、
突然入り口のドアをガチャリと開けて入ってくる人がががっ!
ああびっくりして振り向いてしまったさ
パッと見、アラブ系の顔立ちのお方で、ああテロリストだなと判断。
面倒臭いことに巻き込まれたくないので、アラブが小の用足しをしてる間に
即行でコンタクト嵌めてトイレから 逃げて 出てきてやった。
いや、言い訳するけど日本じゃねぇから怖ぇって。

先に断りを入れておくと、こっからは写真が非常に少なくなります
なぜなら下手に写真撮ってトラブルに巻き込まれたくないから。
撮りたい風景とか物はあったんだけどね。ご容赦を。

さて、トイレを出るとすぐ目の前はシャトルバス乗り場。
いよいよもってここからは東洋人は当方一人だぞと気合を入れるものの、
なんでかどこかのツアー日本人客と一緒になり、やや気分をそがれる。
いや、心的にありがたいというか心強いというか、
母国語が話されている様はまだ安心できるというか。
そんなツアー客に混じってバス乗車、そのまま2Bターミナルまで移動する。

シャトルバスを降り、2Bターミナルに入ってすぐの案内モニタ。
見づらいけど、後ろのエスカレーターを上っているのは、その日本人ツアー客ご一行様。

シャルル・ド・ゴールというとデカくて華やかなイメージがあるんだけれども、
ここ2Bターミナルは比較的小ぢんまりした印象のターミナル。
近隣諸国とか近い距離を運行する路線用のターミナルらしい。
誰かに聞いたわけじゃないから当方の憶測だけど。

フランス人に因縁つけられないかヒヤヒヤしながら撮った2Bターミナル出発ロビー。
日本人ツアー客のおかげであんまり遠くまで来た印象がない。

すぐにワルシャワへ向かう搭乗手続きをしてもよかったのだが、
どうにもフライト時間まで1時間ちょっとある故、出発ロビーをうろうろしてみることにした。
ありきたりなカフェであるとか、DUTY FREEの店であるとか土産屋であるとか色々あるものの、
当方の琴線に触れたのはロビーの一番端にある本屋。
何故本屋?イエス!ポルノ雑誌ウハウハ

日本でも空港に本屋くらいあるだろうが、こうも派手にポルノ雑誌は置いてないだろう。
買おうか迷ったものの、生憎Yenしか持ち合わせていなかったので諦めた。
そもそもこれから行くポーランドはEUに加盟したばかりで、通貨はユーロじゃないから、
ここでポルノの為にわざわざユーロに換金したところでポーランドで使えnごめん、かなり後ろ髪引かれた

せめて立ち読みしようかとも思ったんだが、日本人女子ツアー客の視線が痛いので、
泣く泣くチェックインカウンターへと向かう。
つうかここでユーロ持ってないということは、ちょっと喉が乾いたなとか思っても、
出発ロビーでなにも買えないということ。これはちょっと盲点だったりした。
予め換金レートを調べて率のいいところで、少しでもいいから換金しておくのがベターですな。

さて搭乗手続きカウンターは、入り口にあった案内モニタによると「4」番、搭乗口は「B28」。
よし、こっから本当に日本語が通じない世界なわけだ。
散々飛行機の中で英会話の本を読みつつシミュレーションしたから大丈夫、おk、いける。
と心の中で念じつつ、「3-4」カウンターの順番待ちに並んでみる。

並んでみるっつーても待ってるの当方一人のみ。
なんぞ4番カウンターでフランス人が揉めてるのか、話し込んでるのか、
はたまた受付嬢を口説いてるのか(←フランス人への偏見)、えれぇ時間がかかってる。
早くしてくれよーとか思っていると、不意に客の途切れた3番カウンターの受付嬢から、

「ムッシュー」。

ムッシュって!かまやつか!
しかも人差し指をクイクイと自分に曲げて呼んだりしてんの。カモ~ンてな感じで。
「うふふ、坊やこっちへいらっしゃい」的なあの指の動き。まぢかよフランス!
こういう動作とか自然に出ちゃう国なんだなーとか軽いカルチャーショックを覚えつつ、
「エクスキューズ・ミー」とチケットを渡す当方。

つうかね、もうこの時点で脳内シミュレーションとか全部すっとんで頭真っ白。
如何に外人に対して慣れていないか、
如何に英会話というものに慣れていないかが浮き彫りになったわけですな。
もう必死
だってここでなんかヘマしたら飛行機乗れないからね

その必死さがかろうじて功をそうしたのか
「You、成田から来たの?」
と聞かれているのは分かった。「Yes」と答えるのは当然じゃん?
そしたらなんか英語通じると思ったんだろうね、フランス受付嬢は。
なんか聞いてくんの、ジャパニーズネイティブなこのイエローモンキーに
そうしたらどう答えたと思う?
もうね、ここがフランスだとかそういうの一切忘れて聞いちゃったね、日本語で「えっ?」って

そうしたらどうなったと思う?
そん時の日本語の発音が、激しく英語の「aha」に似てたわけですよ、

ベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラ
ベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラ ←英語でなんかひたすら説明

わかんねぇっつーの!

今にして思えばきっと、日本でも機内に持ち込めないものとか諸注意とかをするから、
そのことを話していたんだろうけど、ありゃあびっくりしたね、ちょっと滴漏れたかも知らん。

その上でなんか質問とかされたら、あーた、なんて答えりゃいいんですか。
やべぇ、やべぇとか思ってると、軽くチケット発行、
「You、乗り場は28番よ、分かる?あっち」と、
チケットに28と書かれ、搭乗ゲートを指差す受付嬢。
なんか知らんがとりあえず搭乗手続きは済んだみたいだ
逃げるように搭乗口へと向かってみる。

搭乗口は至って日本と同じで手荷物検査と金属探知ゲートをくぐるのみ。
ただし、日本ではあまりない、
 上着は脱げるだけ脱いで手荷物検査に渡す
 できれば靴も手荷物検査のX線に通す
とかをされるよう。当方は靴脱がなかったけど。
後からなんかゲートの向こうでセキュリティチェックしている様を窓越しに見てたんだけれども、
靴脱いでるフランス女子おったな。

出発時間までややあるので、ICレコーダー回して実況中継してみたり。いまだ非公開なんだけれども。
それでも時間があるので、読めないけどデザインの参考になればとか思い、無料の雑誌とか新聞を漁ってみる。

で、これを取る際に近くにいた黒人パーサーに
「これ無料?」とか聞いてみたり。金取られるのいやじゃん。
「そうですよ」とか答えられたのか嬉しくて「本当!?」とか言っちゃったものの、
「このイエローモンキー、無料なことに喜んでるぜ」とか思われちゃいなかっただろうか、姉さん。

そんなことをやってると搭乗開始時間。
列に並んでさっさと飛行機に乗るかとか思っていたら、なんでか異様にパスポートの提示を求められる。
 チケットを渡す前
 チケットの半券をもらう時
 飛行機まで移動するバスに乗る前
なんでこんなにセキュリティ堅いの?日本が甘いだけなのかは分からんけど、ちょっとうざかったな。
たった5m歩くだけで3回提示はちょっとね。

ようやくバスに乗って飛行機へと搭乗。あーいよいよワルシャワだぜぇええとか思っていたものの、
なんでか飛行機が定刻の18:35を過ぎても飛ばないのはなんでだぜ?
周りフランス人しかいないし、東洋人なんか当方のみだから、とっとと飛行機から降りたいんだぜ?
こちとら時間を潰すアイテムなんざひとつも持ってないから、ボケーッとしてたんだが、
ふと隣の同じくらいの年の女の人を見るとテシテシとケータイでメールを打ったり。
機内なんだから電源入れんなよ!と思いつつも、世界の裏っ側に来ても
人間やること一緒なんだなーとか思ったり。
つうか海外の人がこんなにメルとか打つなんて思わなかったわい。

機内アナウンスがないながらも、なーんか当方の近辺の席で聞き込みをしているアテンダントがちらほら。
フランス語は全くの門外漢ながらも、どうやらニュアンスから
「一緒にご搭乗の方はどちらにいらっしゃるか分かりませんか?」的な話をしている様子。
ははぁ、搭乗手続きをしたものの、乗ってないやつがいるわけだな?

原因は分かったものの、いつその人が現れるか分からない状況故、段々とイラッてくる空気。
元来出発する時間から1時間くらいあって、
なんつーのか、ロング・キス・グッドナイトに出てきた味方の太ったメガネのおっさんみたいのが登場。
周りから浴びる痛い視線を物ともせず、「俺は悪くない」的な発言をフランス語でしてるっぽい。
んな言い訳いいからとっとと来いやデヴ!と心の中で言ったつもりが、
どーせ日本語通じんと思ったから口に出して言っちゃったのは内緒です。

そんなことがありつつもなんとか出発。
出発する際にお馴染み緊急脱出の説明とか救命胴衣の装着説明とかがあるのだが、
お国柄だねぇ~、説明するフライトアテンダント(♂)に客がちょっかい出したりするのな。
きっと日本だったら怒られるよなぁとか思いつつ、ドイツ上空で出された機内食を貪る当方。

こんなキューリだらけの機内食食えるか
上のハムとかアップルパイだけ美味しくいただきました。
つうか二列前の席はハンバーグ食ってるのはなんでだぜ?
恐らくビジネスシートかなんかなんだろうな。。ちょっと羨ましかった。

ちなみに「飲み物なににいたします?」と来た際に、
本当は「ビール」とか「シャンパン」とか言いたかったものの、
発音に自信がないので無難に「」と答えたのは内緒です。

成田→シャルル・ド・ゴールに比べれば国内線かと思えるくらいに短い
2時間弱というフライトでポーランド・ワルシャワ、オケンチェ空港へと到着。
飛行機を降り、バスで到着ロビーへ向かう際、ターミナルビルに据え付けられた
「WARSZAWA」の赤い文字が闇に浮かび上がっているのを見た瞬間、
あーようやく到着したんだー、遠い所に来たんだなーと、ちょっとばかり感慨に耽ったり。
時計を見ると現地時間でだいたい22:00、日本時間でだいたい30:00(28日の午前6時とも言う)。
移動するのに朝起きてから24時間以上かかるのか。そら遠いわ。。

そんな感慨を胸に抱きつつターンテーブルで荷物を受け取り、入国審査へ。
当然こっちも英語なわけだが、フランスほど固いやりとりはなく、
「仕事か休み(holiday)か?」と聞かれ、「ホリデイ」と答えたものの、
どうやら当方のヒアリングに問題があったのか発音に問題があったのか分からんが通じず、
「観光です」的なことを言ったら「こいつ英語通じねぇな」と諦め顔で入国スタンプをパスポートに押されたくらい。
そんくらいのやりとり
つうかこの英語力でよくシャルル・ド・ゴールでトランスファーできたもんだわ。。。

ともあれ、これでいよいよ以ってポーランド入国。うはー、来たぜぇいー!
これから二週間遊び倒してやるぜぇいー!
そのためには現地に住んでいる友達と合流せねばならんのだが、ちと見当たらない。
あり?迎えに来てるはずなんだけどな。

と-

もしかしたらポーランドに住んでるとか真っ赤な嘘で、壮大な釣りにかかったんじゃないかと、
今更ながらに焦ってみたりする。何ヶ月釣られてんだよ、当方。
こりゃシャレならんぜよ、家に帰るったって、チケット取ってるの二週間後だぜよ。。。
などと泣きそうになっていたら向こうからやってくるのが見えたり。
うわぁぁぁあん、びびらせんなって。
と、安堵したのも束の間、「遅ぇんだよ!1時間待ったんだよ!」とワンパンを頂く
決して当方が原因で飛行機が遅れたわけではないのだが。。。なんでだぜ?

鼻から血を流しつつ、タクシーに乗って友達の部屋へと移動。
その間にもカルチャーショックなことがあったり。
いやなにがびっくりしたって、走ってるタクシーがことごとくベンツのEクラス(ちょっと古いけどね)。
あとはTAXiを地でいくようにプジョー406が走っていたり。
ついでにカルチャーショックだったのが街に立っている看板で、
あちこちにレクサスIS250のディーゼルが新発売になりましたとかいうもの。
(欧州ではディーゼルがエコだと言われている)
日本じゃ鳴かず飛ばずのレクサスだけど、やっぱり海外に行くとブランド力強いんだなーとか思ったり。
なんだ、車ばっかりかよ
いや暗いから回りよく見えねぇんす。。
他にショック受けるところは、明日明るくなってからゆっくり見て回ればよいじゃないか。

車中で道中のことをぼそぼそ話していると部屋に到着。
ひとしきり荷物を片付けて、改めて晩御飯。
現地のビールを飲みつつ、今までにあったことを話しつつ、やっと着いたなーと実感。いや遠いわ、ホント。
明日から友達とあそこに行こう、ここに行こうと話をし、シャワー入ってご就寝。

これから楽しい二週間が始まるわけなのだ。のだ。

昨日の世界遺産はオシフィエンチムだった。
キャプってまだ観てはいないのだが、ああもうここに行ったのは半年も前のことになるんだなと思った。

行ったのは3月頭。
クラクフから電車に揺られること西へ約1時間、人口5万人ほどの街オシフィエンチムへと到着する。
向こうの冬はこっちの日本の冬とは違って、底冷えがするというか、心底冷えるのだ。
その中をアウシュヴィッツ強制収容所へとオシフィエンチム駅からバスに乗って向かったなぁ。
雪は降っていなかったけど、本当に寒かった。
オンシーズンである今時期の映像がブラウン管には映し出されていたけれども、
当方が訪れたのはオフシーズン。
それでもアウシュヴィッツ1を訪れている人は少なくなかった。
日本人の学生バックパッカーもいたっけ。

オンシーズンだと感じることができない極寒の環境に身を置きつつ、
人の髪の毛で編まれた毛布やガス室なんかを観たりすると筆舌に尽くしがたい感情が押し寄せる。
すごいところなんだな、ここは。

改めてどんなところなのか、キャプった動画を観たい気もするんだが、
半年前の友達と2週間遊びまくった記憶までもが蘇ってくるから、なんか観られない。
もう少しすりゃ友達も日本に帰って来て遊ぶ機会もあるんだろうけど、
ああなんか後ろばっかり見てるな。
あの時は楽しかったなって思ってばっかりで、ちっとも成長しない猿がここにいたりする。
(以下オチなし)

こっからの続きね。

飛行機に揺られること1時間ちょっと。9:15に成田第二ターミナル着。
元来であればワルシャワまで手荷物を途中の空港で預け直すということが不要なのだが、
いかんせん時間ギリギリで千歳でチェックインしたために成田で預け直すハメに。
ターンテーブルで荷物を受け取り、今回はエールフランスでのフライトなので
シャトルバスで第一ターミナルへと移動。

荷物を抱えてヒーヒー言いながら歩いてふと、
成田を歩く日本人がすべからく春の装いをしていることにちょっと驚愕。
一人真冬の格好してんの当方だけじゃねぇの?とうすら寒くなる。
けっ、お前らはそんな薄着でふらふら歩ける国に行くかも知れねぇが、
こちとら寒くてたまんねぇ国に行くんだよ!というわけのわからぬ気概で無理やり不安神経症を押し込める。

そうです、当方不安神経症&強迫神経症なんです
なんか成田の搭乗手続きしたりするこんなところ、

一人で歩くのチョー怖ぇえええぇぇEEEE!
でも手荷物が邪魔なことに変わりはないのでとっとと搭乗手続&手荷物預けをしてみたりする。
が、当然の如く国内線しか利用したことがなく、かつこんなデカい手続きカウンターなんか知らねぇので、
ちょっとキョドっていると案内のにーちゃんに「どちらまでですか?」と声をかけられる。
チケットを見せて航空会社がエールフランスであることを確認すると、
「ここ(整列用の柵)を突き当たって一番右の柵に並んでください。一番右です」としつこく念を押される。
そんなにキョドってたか?

とは言ってもオフシーズンの月曜日に客が並んでいることもなく、すんなりと搭乗手続き。
千歳からの便もそうだったのだが、当方が所持しているのは本チャンのチケットではなく、
「準チケット」のようなもの。いわば本チケットへの引換券みたいなものですな。
チケット代行業者が送ってきたものが手元にあるわけだ。
それをカウンターのおねーちゃんに見せる。

「えーと、ワルシャワまでですね?」
「はい、そうです」
「パスポート拝見させていただいてよろしいですか?」
「どうぞ」
「ポーランド入国するのにビザは必要ありま・・・せんよね?」
「ええ」
念のため確認します」とか言われて口から心臓飛び出そうになる。
おいおい、ここまで来てやっぱりビザ必要でしたとか言われてもシャレならんぜよ、
こちとらビザなくても行けるのを確認してんだよぉおおぉぉ不安にさせんなよっぉおぉおあとか思う。
結果、「大丈夫ですね」と返事をもらって胸を撫で下ろす。

その後荷物を預け、機内に入ったら全部英語?とか聞いてみる。
しかし今日本へ離発着する便には日本人のアテンダントがついており、
例え外人であっても日本語はある程度通じるとか言われて時代の流れを感じてみる。
フランス語だけとか言われたらシャレならんぜよ。

そんなやりとりをしつつ、

無事にチケットゲット。ただし搭乗手続きしているのはシャルル・ド・ゴールまで
シャルル・ド・ゴールに着いたら、
自分でオケンチェ(ワルシャワの空港)までの搭乗手続きをせねばならぬ恐怖がっ。 ←この時はまだそれに気づいてない

さて手続き済んで11時。飛行機出るのが12:50なのでまだ2時間近く待たなければならぬ。
どーすっかなーと思いつつ、とりあえずネタ用にICレコーダーを回してみる。それでも11:30。
メシ食うのは簡単なれど、それでも時間余るよなーと黙考していると、
ふと「髪の毛切っちゃえよ」と悪魔が耳元で囁く。
日曜に散髪できずにいて、一応出かける前に成田に理髪店&美容院が入っているのは調べていたのだ。
髪の毛ボサボサで海外に行くのもなー、でも腕の質も分からぬ床屋で髪切るのもなー。。。
とややしばらく葛藤していたのだが、
「とりあえず日本語が通じるところで一発切っておかないと、二週間伸びっぱなしになるだろ」と考え至り、
第一ターミナル二階奥にある床屋へ入ってみる。

事前に値段が高いというのは分かっていたが、入ってみると3,800円とか書いてる。
なんだ、そーでもないじゃんとか思って頼んでコートを預けると、なんと3,800円は散髪だけ。
どこの世界に散髪だけして出て行く客いるんだよ、ふつーシャンプーとか顔剃ったりすんだろ!
とは思うも、それらフルコースでやると5,000円くらいいっちゃう、かなりボッタクリ商売
客の足元見てるよなー、こんなとこで髪切るなんて相当切羽詰ってる人だからな。

しかしながらここで「やっぱやめます」とか言えるほどあつかましくもないし、
さりとて髪の毛をなんとかしたいのは正直なところであるので、プラス洗髪で散髪開始!
こちらがこうしたいという意向を伝えてチョキチョキチョキチョキ・・・
はいできあがり!なんじゃごりゃあああああksだg;ぁ;ふじこだ;lkら!!!!!
びっくりした、これで4,000円超えんのかよ!ボッタクリにもほどがある

調べれば分かるだろうけれどあえて店の名前は伏せるが、下手杉
これならまだワルシャワで友達(通訳とも読む)連れて床屋行った方がへたくそでもネタになるし、
まだ面白いんだが、日本語通じるところでこの有様はありえないと思った。

教訓:髪切るならやっぱり行きつけ

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完全に時差ぼけかましたまま戻ってきてみたり。
どーしよ。まるっと昼夜逆転中。

クラクフからワルシャワへ戻ってきて、落ち着いたら現地時間ただいま18時過ぎ。
色々書きたいこともあるんだけれども、
どうにもこうにも明日のこの時間にはまたフランスへ向けて旅立っている状況故、
意外に時間がなかったり。いやん。
日本帰ってからかのぅ、まったり書けるのは。

あ、オシフィエンチムのアウシュヴィッツ1はシャレならんす。
行く手段がなくビルケナウ(アウシュヴィッツ2)は未訪問ながら、
たかが60年そこそこの昔にああいった犯罪行為が行われていたことに背筋が寒くなるのを感じます。
ガス室の中とかも入れるんですが、ここで何万人もの命が奪われた事実が
ひどく重く自分にのしかかってくるようです。
今自分が見ているこの光景を、最期の光景として見ていた人がいる、
生きてこの暗いコンクリの部屋から出て来られない人がいたのはショッキング過ぎます。
未だに献花が絶えないというのも、またその歴史に重さを感じさせます。
撮っちゃいけないのだけれど、一枚ガス室の写真を撮ってきたので、後々うpしておきます。
ここで何万人もの人が死んだ写真だと。

さて帰り支度しないとね。

この日からポーランドへ旅立ち、現地のんまんまなものをガツガツ食べてくる予定なのだが、
前述したとおり、まずは千歳へ辿り着き、成田へ脱出しなければなんとも話にならない状況。
早朝4:30に起床して風呂入るものの、妙に下腹部に違和感が。。。
まさかなぁーとは思いつつ、5:50にはバスが来るっつってんのに
5:40くらいにバスターミナルのトイレで見事なバラを出産してみたり。なんで腹下してんの

バス乗って1時間少々で千歳に着くものの、第二波がそこまで持つとも思える見込みはゼロ。
案の定もうちょっとで到着という段になって漏れそうになる。
必死に気を紛らわそうととっつぁんに「うんこ漏れそう」とかメルを飛ばすも
プギャーーーな返事をいただき脱糞寸前。

ちなみに千歳のバス停留所というのはANA降車場とJAL降車場があり、
距離がかなり離れていたりする。んま搭乗手続カウンターが会社で離れているだからなんだけれども。
当方乗車バスはまずANA降車場で人を降ろし、次にJAL降車場で人を降ろす。
確か持っていたチケットはJALであったから、迂闊にANAで降りて脱糞なんて目には遭いたくないので
もうちょっと不屈の精神力で我慢してみる。
とりあえず搭乗手続さえしてしまえばこっちのもんだ。

やがてJAL口で降りてカウンターに向かった当方、
よっしゃーなんとまバスもうんこも間に合ったわい!これチケットおないします!
と係員に差し出すと一言、

 「これ全日空さんですねぇ(苦笑」

しょしぇーーーーーーー!一瞬肛門が緩みそうになるもダッシュでANAカウンターまで走る走る。

えれぇ数の人が搭乗手続を待っているのを見て一瞬眩暈がしそうになったものの、
運よく係員をつかまえて事情説明。いやうんこの説明まではしてないけど。
搭乗まで時間がないので、元来ならばポーランドまで一気に手荷物を預けることができるのだが、
一回成田でキャッチしてくださいと言われる。
そんでもって搭乗手続を済ませて

ありがたく10分前なのでとっとと乗ってくださいとの言葉を添えられゲートの向こうへ。
今回幸いだったのが、手荷物検査の金属探知機でえてして当方は引っかかるのだが、
なんにも反応がなかったのがよかった。
これで安心してうんこできるーとか思ったのだが、朝一番の成田行きということも手伝ってか、
搭乗ゲート近辺にあるトイレはどこもかしこも満席。
お前らそんなにうんこしたいんか、したいんか、漏れるんか、漏れへんやろと毒電波を送りつつ我慢。
やがて自分の番が来て至福の瞬間を迎える。トイレってありがたい。
さ、出すものだしたし、

さよーならーほっかいどー。

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午前中から起床して掃除と着る物を鞄に詰める作業。
その後ポーランドでやっかいになる友人宅へのお土産を買いに桑園ジャスコへ出かける。
出かけるものの、桑園ジャスコへ日曜のドッ昼間に行く経験など過去になく、
毎週この時間にやっている右折入場禁止の入場制限を見事にくらって、
仕方なく車列に並んで駐車場空き待ちをするんだなぁこの時間はと新しい知識を得たりしてみる。

「ったく昼間っから他に行くところねぇのかよこいつらは!全く以って暇人だな!」
ととっつぁんにメールを送ったら
「おまえもその一人なんだがな!」
と期待通りの返事をいただき非常に機嫌がよくなる。

帰宅後買って来た土産を詰め込んでから荷物の最終チェック。
ここでパスポート忘れたとか言ったらシャレならんので必要以上に緊迫。
問題ないのを確認し、最後ににゃんこの給水器を洗い、
嫌がる愛猫をペットキャリーに詰め込んで一路実家へと。
ぬこを面倒見てもらう都合上、一度実家へと行かねばならなかったり。
そこからまた札幌に戻って千歳へなんてことをやると、
帰宅後も含めて二往復せねばならん話になるので、素直に実家から千歳へと向かうことにしている。

ただネックなのは、今回ポーランドへ向かうにあたり一度成田まで行かねばならんのだが、
地元から千歳へ向かうバスがネック。
千歳→成田の便が7:45出発。
地元から千歳へ行くには地元バス会社の高速便しかないのだが、これが
地元→千歳 7:25到着のパッツンパッツン状況。インターバル20分かよ。
ちっとでもバスが遅れたりしたら、ああもうさよーならーな状況故、
否が応でも気合が入るのだが、当方がいくら気合を入れたところで
天候が問題なくなるわけでもなく、バスが瞬間移動してつくわけでもないので、
そこはそこで腹をくくることにした。

千歳さえ脱出してしまえばなんとかなるんだよなぁとか思いつつ実家へ到着。
ひとしきり荷物を置いてから床屋でも行くかと決めた。
年末に切ったっきりで、伸び放題だし、行く前に切っとくか!と思って行ってみたらば見事に受付終了
髪の毛ボサボサのままでポーランドへ向かうことが余儀なくされてみたり。

意気消沈で帰宅し、晩飯を食っているとタラコとしらたきの煮付けみたいな料理が出てきて、
昔はこんなの全然嬉しくなかったのに、
今の年だとなんかすげぇ美味しい料理だわ~とか思いながらモサモサ貪っていると
ふとポーランドからタラコがお土産に欲しいとか言われていたことを思い出し、
再度着替えて某ポスフールなスーパーへとダッシュ。
閉店間際でなんとかタラコをゲットし、安堵して帰宅。ガツガツ食ってガキの使いを見て就寝。
明朝は4:30起床なのである。

旅行する準備をしなくちゃなぁとか思いつつ、びみょーに残った酒を漂わせつつ昼過ぎに起床。
買った記憶もないし食った記憶もないおにぎりとか菓子パンの包みが床に転がっているのがまぁ不思議。

本格的な掃除は明日にでもするかと思いつつ、トイレとか風呂とか洗面台なんぞをせこせこ掃除。
ボチボチ持って行く服を鞄に半分ほど詰めて寝る。

2月24日と言えば晴れて退社した日。
で、その日からびみょーにポーランド旅行が始まっていたような気がする。

「辞めたんだからお疲れ会するべ」ととっつぁんからお誘いがあり、
20時過ぎから某猛禽類な名前のお店へと連れて行ってもらう。
店はなんぞ焼酎専門店らしく、焼酎苦手な当方はあんまり機会のない店っぽ。
しかしながら料理も美味しく、店の粋なはからいでとても焼酎とは思えない焼酎を味わえ、
焼酎への偏見が消えて飛んで行った。
具体的に言うと、たぶん目隠しをして味わったのであれば、
「ああなんか甘い感じのするモルトですね」とか言っちゃうくらいの味。ありゃ美味かった。

ただ難点を挙げると酒にしても料理にしても注文してから出てくるまでにタイムラグがありすぎるなとか。
もちっとレスポンスがよければグッドフィーリングなこと間違いなしでジョリーグッドだったかも知れない。

してその後二軒目行くかと言うことでいつものアメリカンなバーへとフラフラと。
もう会社から自由になれたという安堵感からか二軒目に辿り着いた時点で結構ヘベレケだった当方、
案の定店に入って隣の女子客×2人に勝手に絡んでみたり。そしてとっつぁんに怒られる

それからはポーランド行ったらあれ見たいこれ見たいとか言っていたような気がするが、
突如オペラを見てくるという話になった段で、逆の隣に座っていたカポーの女子が
彼氏が席を外していてこっちの話を聞くともなしに聞いてしまったのか、
「オペラは事前知識なくちゃ見られないって!」とか講釈を垂れる。
んなこたねぇよぉ、見て分かるって!と力説する当方に対して、
とっつぁん+カポー女子で真っ向から否定される。

ここまで徹底的に否定されて、ようやく事前知識持ってた方がいいのか・・・・なぁとか思っている
当方の脳みそはやっぱり花が咲いているようです。

その後記憶がなくなる寸前まで飲んで26時前後にお開き。
楽しゅーございました。

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