eye.jpg

ポーランド旅行記 01日目 ~シャルル・ド・ゴール~ワルシャワ / 2月27日(月)

  • 旅行

中途半端にしてて書いてなかったので、ちまちま書いてみる。
ちなみにこっからの続きね。
半年前のことを果たしてどこまで思い出せるかが勝負だ。

親切なおばちゃんに案内されて、シャルル・ド・ゴールで降り立つ日本人の列を離れ、
Exitカウンターの脇にある狭くて暗い階段を下りる当方。
前エントリで書くのを失念していたんだが、
荷物は成田で預けたらそのままワルシャワまで運んでくれるのだそう。
故に必要最低限の荷物を機内に持ち込めば、シャルル・ド・ゴールで重い荷物を持って歩かなくてもよく、
そのまま2Bターミナルへ向かうシャトルバスに乗ればいいわけだ。

今にして思えば、イギリスの旅客機爆破テロ未遂事件前だから、コンタクトとかの保存液も持ち込めたんだなぁとか。
怖いすわ、テロって。

閑話休題-

さっさと2Bターミナルへ向かうシャトルバスに乗ればいいものの、
ちともよおしたということと、寝てた故にメガネっ子だったのでコンタクトを装着したいなとか思い、
階段を下りた脇にあるトイレへと入ってみる。
いやね、トイレなんて世界どこ行ったって似たようなもんなんだけれども、ちょっと怖かったね。

空港という比較的セキュリティの堅い所だって、スリとか強盗とかあるわけじゃないですか。
入ったトイレは小用のが2つ、大が2つ程度の狭くて暗い感じの所で、しかも奥ばった場所にあるから
ここで黒人に「ヘイユー、マニーマニー」とか言われてナイフなんざ出される可能性がなくもない。フランスだし。

怖いからとっとと出すもの出して洗面台でコンタクト装着してたら、
突然入り口のドアをガチャリと開けて入ってくる人がががっ!
ああびっくりして振り向いてしまったさ
パッと見、アラブ系の顔立ちのお方で、ああテロリストだなと判断。
面倒臭いことに巻き込まれたくないので、アラブが小の用足しをしてる間に
即行でコンタクト嵌めてトイレから 逃げて 出てきてやった。
いや、言い訳するけど日本じゃねぇから怖ぇって。

先に断りを入れておくと、こっからは写真が非常に少なくなります
なぜなら下手に写真撮ってトラブルに巻き込まれたくないから。
撮りたい風景とか物はあったんだけどね。ご容赦を。

さて、トイレを出るとすぐ目の前はシャトルバス乗り場。
いよいよもってここからは東洋人は当方一人だぞと気合を入れるものの、
なんでかどこかのツアー日本人客と一緒になり、やや気分をそがれる。
いや、心的にありがたいというか心強いというか、
母国語が話されている様はまだ安心できるというか。
そんなツアー客に混じってバス乗車、そのまま2Bターミナルまで移動する。

シャトルバスを降り、2Bターミナルに入ってすぐの案内モニタ。
見づらいけど、後ろのエスカレーターを上っているのは、その日本人ツアー客ご一行様。

シャルル・ド・ゴールというとデカくて華やかなイメージがあるんだけれども、
ここ2Bターミナルは比較的小ぢんまりした印象のターミナル。
近隣諸国とか近い距離を運行する路線用のターミナルらしい。
誰かに聞いたわけじゃないから当方の憶測だけど。

フランス人に因縁つけられないかヒヤヒヤしながら撮った2Bターミナル出発ロビー。
日本人ツアー客のおかげであんまり遠くまで来た印象がない。

すぐにワルシャワへ向かう搭乗手続きをしてもよかったのだが、
どうにもフライト時間まで1時間ちょっとある故、出発ロビーをうろうろしてみることにした。
ありきたりなカフェであるとか、DUTY FREEの店であるとか土産屋であるとか色々あるものの、
当方の琴線に触れたのはロビーの一番端にある本屋。
何故本屋?イエス!ポルノ雑誌ウハウハ

日本でも空港に本屋くらいあるだろうが、こうも派手にポルノ雑誌は置いてないだろう。
買おうか迷ったものの、生憎Yenしか持ち合わせていなかったので諦めた。
そもそもこれから行くポーランドはEUに加盟したばかりで、通貨はユーロじゃないから、
ここでポルノの為にわざわざユーロに換金したところでポーランドで使えnごめん、かなり後ろ髪引かれた

せめて立ち読みしようかとも思ったんだが、日本人女子ツアー客の視線が痛いので、
泣く泣くチェックインカウンターへと向かう。
つうかここでユーロ持ってないということは、ちょっと喉が乾いたなとか思っても、
出発ロビーでなにも買えないということ。これはちょっと盲点だったりした。
予め換金レートを調べて率のいいところで、少しでもいいから換金しておくのがベターですな。

さて搭乗手続きカウンターは、入り口にあった案内モニタによると「4」番、搭乗口は「B28」。
よし、こっから本当に日本語が通じない世界なわけだ。
散々飛行機の中で英会話の本を読みつつシミュレーションしたから大丈夫、おk、いける。
と心の中で念じつつ、「3-4」カウンターの順番待ちに並んでみる。

並んでみるっつーても待ってるの当方一人のみ。
なんぞ4番カウンターでフランス人が揉めてるのか、話し込んでるのか、
はたまた受付嬢を口説いてるのか(←フランス人への偏見)、えれぇ時間がかかってる。
早くしてくれよーとか思っていると、不意に客の途切れた3番カウンターの受付嬢から、

「ムッシュー」。

ムッシュって!かまやつか!
しかも人差し指をクイクイと自分に曲げて呼んだりしてんの。カモ~ンてな感じで。
「うふふ、坊やこっちへいらっしゃい」的なあの指の動き。まぢかよフランス!
こういう動作とか自然に出ちゃう国なんだなーとか軽いカルチャーショックを覚えつつ、
「エクスキューズ・ミー」とチケットを渡す当方。

つうかね、もうこの時点で脳内シミュレーションとか全部すっとんで頭真っ白。
如何に外人に対して慣れていないか、
如何に英会話というものに慣れていないかが浮き彫りになったわけですな。
もう必死
だってここでなんかヘマしたら飛行機乗れないからね

その必死さがかろうじて功をそうしたのか
「You、成田から来たの?」
と聞かれているのは分かった。「Yes」と答えるのは当然じゃん?
そしたらなんか英語通じると思ったんだろうね、フランス受付嬢は。
なんか聞いてくんの、ジャパニーズネイティブなこのイエローモンキーに
そうしたらどう答えたと思う?
もうね、ここがフランスだとかそういうの一切忘れて聞いちゃったね、日本語で「えっ?」って

そうしたらどうなったと思う?
そん時の日本語の発音が、激しく英語の「aha」に似てたわけですよ、

ベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラ
ベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラ ←英語でなんかひたすら説明

わかんねぇっつーの!

今にして思えばきっと、日本でも機内に持ち込めないものとか諸注意とかをするから、
そのことを話していたんだろうけど、ありゃあびっくりしたね、ちょっと滴漏れたかも知らん。

その上でなんか質問とかされたら、あーた、なんて答えりゃいいんですか。
やべぇ、やべぇとか思ってると、軽くチケット発行、
「You、乗り場は28番よ、分かる?あっち」と、
チケットに28と書かれ、搭乗ゲートを指差す受付嬢。
なんか知らんがとりあえず搭乗手続きは済んだみたいだ
逃げるように搭乗口へと向かってみる。

搭乗口は至って日本と同じで手荷物検査と金属探知ゲートをくぐるのみ。
ただし、日本ではあまりない、
 上着は脱げるだけ脱いで手荷物検査に渡す
 できれば靴も手荷物検査のX線に通す
とかをされるよう。当方は靴脱がなかったけど。
後からなんかゲートの向こうでセキュリティチェックしている様を窓越しに見てたんだけれども、
靴脱いでるフランス女子おったな。

出発時間までややあるので、ICレコーダー回して実況中継してみたり。いまだ非公開なんだけれども。
それでも時間があるので、読めないけどデザインの参考になればとか思い、無料の雑誌とか新聞を漁ってみる。

で、これを取る際に近くにいた黒人パーサーに
「これ無料?」とか聞いてみたり。金取られるのいやじゃん。
「そうですよ」とか答えられたのか嬉しくて「本当!?」とか言っちゃったものの、
「このイエローモンキー、無料なことに喜んでるぜ」とか思われちゃいなかっただろうか、姉さん。

そんなことをやってると搭乗開始時間。
列に並んでさっさと飛行機に乗るかとか思っていたら、なんでか異様にパスポートの提示を求められる。
 チケットを渡す前
 チケットの半券をもらう時
 飛行機まで移動するバスに乗る前
なんでこんなにセキュリティ堅いの?日本が甘いだけなのかは分からんけど、ちょっとうざかったな。
たった5m歩くだけで3回提示はちょっとね。

ようやくバスに乗って飛行機へと搭乗。あーいよいよワルシャワだぜぇええとか思っていたものの、
なんでか飛行機が定刻の18:35を過ぎても飛ばないのはなんでだぜ?
周りフランス人しかいないし、東洋人なんか当方のみだから、とっとと飛行機から降りたいんだぜ?
こちとら時間を潰すアイテムなんざひとつも持ってないから、ボケーッとしてたんだが、
ふと隣の同じくらいの年の女の人を見るとテシテシとケータイでメールを打ったり。
機内なんだから電源入れんなよ!と思いつつも、世界の裏っ側に来ても
人間やること一緒なんだなーとか思ったり。
つうか海外の人がこんなにメルとか打つなんて思わなかったわい。

機内アナウンスがないながらも、なーんか当方の近辺の席で聞き込みをしているアテンダントがちらほら。
フランス語は全くの門外漢ながらも、どうやらニュアンスから
「一緒にご搭乗の方はどちらにいらっしゃるか分かりませんか?」的な話をしている様子。
ははぁ、搭乗手続きをしたものの、乗ってないやつがいるわけだな?

原因は分かったものの、いつその人が現れるか分からない状況故、段々とイラッてくる空気。
元来出発する時間から1時間くらいあって、
なんつーのか、ロング・キス・グッドナイトに出てきた味方の太ったメガネのおっさんみたいのが登場。
周りから浴びる痛い視線を物ともせず、「俺は悪くない」的な発言をフランス語でしてるっぽい。
んな言い訳いいからとっとと来いやデヴ!と心の中で言ったつもりが、
どーせ日本語通じんと思ったから口に出して言っちゃったのは内緒です。

そんなことがありつつもなんとか出発。
出発する際にお馴染み緊急脱出の説明とか救命胴衣の装着説明とかがあるのだが、
お国柄だねぇ~、説明するフライトアテンダント(♂)に客がちょっかい出したりするのな。
きっと日本だったら怒られるよなぁとか思いつつ、ドイツ上空で出された機内食を貪る当方。

こんなキューリだらけの機内食食えるか
上のハムとかアップルパイだけ美味しくいただきました。
つうか二列前の席はハンバーグ食ってるのはなんでだぜ?
恐らくビジネスシートかなんかなんだろうな。。ちょっと羨ましかった。

ちなみに「飲み物なににいたします?」と来た際に、
本当は「ビール」とか「シャンパン」とか言いたかったものの、
発音に自信がないので無難に「」と答えたのは内緒です。

成田→シャルル・ド・ゴールに比べれば国内線かと思えるくらいに短い
2時間弱というフライトでポーランド・ワルシャワ、オケンチェ空港へと到着。
飛行機を降り、バスで到着ロビーへ向かう際、ターミナルビルに据え付けられた
「WARSZAWA」の赤い文字が闇に浮かび上がっているのを見た瞬間、
あーようやく到着したんだー、遠い所に来たんだなーと、ちょっとばかり感慨に耽ったり。
時計を見ると現地時間でだいたい22:00、日本時間でだいたい30:00(28日の午前6時とも言う)。
移動するのに朝起きてから24時間以上かかるのか。そら遠いわ。。

そんな感慨を胸に抱きつつターンテーブルで荷物を受け取り、入国審査へ。
当然こっちも英語なわけだが、フランスほど固いやりとりはなく、
「仕事か休み(holiday)か?」と聞かれ、「ホリデイ」と答えたものの、
どうやら当方のヒアリングに問題があったのか発音に問題があったのか分からんが通じず、
「観光です」的なことを言ったら「こいつ英語通じねぇな」と諦め顔で入国スタンプをパスポートに押されたくらい。
そんくらいのやりとり
つうかこの英語力でよくシャルル・ド・ゴールでトランスファーできたもんだわ。。。

ともあれ、これでいよいよ以ってポーランド入国。うはー、来たぜぇいー!
これから二週間遊び倒してやるぜぇいー!
そのためには現地に住んでいる友達と合流せねばならんのだが、ちと見当たらない。
あり?迎えに来てるはずなんだけどな。

と-

もしかしたらポーランドに住んでるとか真っ赤な嘘で、壮大な釣りにかかったんじゃないかと、
今更ながらに焦ってみたりする。何ヶ月釣られてんだよ、当方。
こりゃシャレならんぜよ、家に帰るったって、チケット取ってるの二週間後だぜよ。。。
などと泣きそうになっていたら向こうからやってくるのが見えたり。
うわぁぁぁあん、びびらせんなって。
と、安堵したのも束の間、「遅ぇんだよ!1時間待ったんだよ!」とワンパンを頂く
決して当方が原因で飛行機が遅れたわけではないのだが。。。なんでだぜ?

鼻から血を流しつつ、タクシーに乗って友達の部屋へと移動。
その間にもカルチャーショックなことがあったり。
いやなにがびっくりしたって、走ってるタクシーがことごとくベンツのEクラス(ちょっと古いけどね)。
あとはTAXiを地でいくようにプジョー406が走っていたり。
ついでにカルチャーショックだったのが街に立っている看板で、
あちこちにレクサスIS250のディーゼルが新発売になりましたとかいうもの。
(欧州ではディーゼルがエコだと言われている)
日本じゃ鳴かず飛ばずのレクサスだけど、やっぱり海外に行くとブランド力強いんだなーとか思ったり。
なんだ、車ばっかりかよ
いや暗いから回りよく見えねぇんす。。
他にショック受けるところは、明日明るくなってからゆっくり見て回ればよいじゃないか。

車中で道中のことをぼそぼそ話していると部屋に到着。
ひとしきり荷物を片付けて、改めて晩御飯。
現地のビールを飲みつつ、今までにあったことを話しつつ、やっと着いたなーと実感。いや遠いわ、ホント。
明日から友達とあそこに行こう、ここに行こうと話をし、シャワー入ってご就寝。

これから楽しい二週間が始まるわけなのだ。のだ。

Comments [7]

No.1

しかしよく一人で行ってきたもんだねぇ。
すげーよ。
今度は愛車でアメリカ横断とかしてきて!

No.2

アメリカはいやづら。
なんか簡単に犯罪に巻き込まれそうで。

いずれエントリのどっかに書くだろうけど、
海外行くなら日本語通じないところが面白いよ。

No.3

やったー 半年越しのつづきが来たのだー。
楽しみにしてたのだ。のだ。

日本語も英語も通じないところ・・・
ワクドキ。
こ、こわい・・・

No.4

朝起きてから24時間ってのが特に何も感じない僕は異常ですかそうですか。
昔はね、欧州から日本なんて朝の4時起きで着くのが日付上2日後の昼前とかでね、ふふふ。

ま、今度旅行行く先は飛行機で2時間なんですけどね。

No.5

そ、そんなに楽しみにする出来事あったか・・・なぁ?

あり?行くんすか?ポーに。ポー!!

No.6

ああいや、スウェーデンです。
ぶらり一人旅の予定が何の因果か小学校の同級生と再会する事に。
しかもその子の7歳の誕生日に僕はうわなにをするふじこ。

No.7

あ、スウェーデン?ええのぅ。。。
今日世界遺産はスウェーデンでございましたよ。
あーもー、幼馴なじみとスウェーデンでしppだ;lらえ;あふじこ

コメントする

※ コメントは認証されるまで公開されません。ご了承くださいませ。

公開されません


画像の中に見える文字を入力してください。

このページの上部へ

サイト内検索

最近のピクチャ

  • tw_146.jpg
  • tw_map03.jpg
  • tw_map02.jpg
  • tw_001.jpg
  • z250.jpg