日産ゴーン会長を逮捕=役員報酬50億円過少申告か-金融商品取引法違反容疑日産自動車(本社・横浜市)のカルロス・ゴーン会長(64)が役員報酬を実際より約50億円少なく見せ掛けたとして、東京地検特捜部は19日、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いでゴーン容疑者を逮捕した。
最初に買った車がS13。その後もR33、WC34と乗ってきてて、日産は好きなメーカーだったのだけれど、ここ数年の体たらくには思うところがたくさんあった。
AD(2006-)
GT-R(2007-)
キューブ(2008-)
フェアレディZ(2009-)
NV200バネット(2009-)
フーガ(2009-)
ジューク(2010-)
マーチ(2010-)
エルグランド(2010-)
シーマ(2012-)
シルフィ(2012-)
キャラバン(2012-)
ノート(2012-)
デイズ(2013-)
エクストレイル(2013-)
スカイライン(2014-)
ティアナ(2014-)
デイズルークス(2014-)
セレナ(2016-) ←C26(2010-)からシャーシキャリーオーバー
リーフ(2017-) ←ZE0(2010-)からシャーシキャリーオーバー
これを見せつけられて、もう車作る気ないんだなということがありありと分かる。ラーダかよ。
そこに来て無資格検査だ、検査改ざんだ、200億の申告漏れだの、問題起こしすぎ。人を騙してでも物を売ろうという倒産する企業の末期のような内容。これで車買ってくださいとかよく言えたもの。
その上で「技術の日産」とかほざいて大々的に広告打ってるのが、枯れも枯れた技術のシリーズ式ハイブリッド「e-Power」。出がらしのお茶を「淹れたてです」と言って客に出すようなもの。かつてのHi-CASだとか901運動とか、財政的には暗黒期だったけど技術には貪欲だったかつての姿はどこに行った。
そもそもR34がV35になった瞬間にもう日産は終わったんだと思った。もうこのメーカーに魅力的な車を作ることはできないのだと悟った。
タイヤメーカーはV35に履くタイヤを作ってる時に「ローレル用」と聞いていたというのだから、V35、V36、V37は少なくともスカイラインではない。その名前の方が売れるから残しただけ。そういうメーカーに成り下がった。
じゃあ国内のほかメーカーでとなってもクソみたいな車しか見えない。唯一マツダが頑張ってるけど、個人的に相性が合わない。他メーカーはなんのトラブルもないのにマツダだけはトラブルを起こす。その後SLKを乗ってノントラブルだったのに。
そう考えると、よっぽどの事情がない限りもう国内のメーカーに乗ることはないと思う。車はただの乗り物ではなく趣味のものである、乗って楽しむものであるというメーカーじゃないといい車は作れない。86? 他所のメーカーにエンジン作ってもらった挙げ句に、S15にタイム負ける車のどこかいい車なんだ。
今回の件は色々裏があるのが見える。すでに陰謀論が出ているけど、あながち嘘じゃない気はする。タックスヘイブンに出た金をすべて回収できれば消費税などいらないくらいに財政が潤うらしいから財務省も必死こくだろう。
日産内部にしても、今回のは内部告発だったみたいだけど、主犯の2人が果たして有価証券報告書に嘘を直接書いたのかと考えれば、他にも関わってる人はいると推測できる。すべてをゴーンのせいにして尻尾切りをしようとしているのがありありと見える。サプライヤーをいじめるだけでなく、従業員を2万人も首切って工場をあちこち閉鎖してるのだから、社内に敵はわんさかいただろう。もうすべてが腐敗しているんだよ。
現状、80年代までに作った車の魅力を凌駕できる車を作れていない。だけど、エッセンス、iDX、オールージュなど、その時々で興味をそそる車を作れることを示してきたから、私を含めたファンは諦めずにいたのだと思う。
だけど、示すだけで一向にリリースされない。その内、無資格検査だのが出てきて、トドメに今回のこれ。確かに、2万人のレイオフにGoサインを出して業績回復を成し遂げたのは、評価に値するとは思うけど、やっぱり外資は美味しいところを持っていくだけなんだなと思ってしまう。
挙げ句の果てにこれだけ騒ぎ起こしておいて頭ひとつ下げない社長というのは、客に対して、ファンに対して、どういう心持ちで商売をしているのかがハッキリ分かった。少しはモリゾーを見習え。
もういいよ、日産。客と真摯に向き合って真面目に車を作る気がないなら、車を作るのをやめて店を畳めばいい。
新しい車種が出てこないのは、リバイバルプランでリストラした時に技術職がごそっといなくなったからだろう? V37のエンジンがダイムラー製なのは、技術がない以前に新規に開発する余力がないからだろう?
もういい、休め日産。そしてさようなら。