2日連続で不貞寝の当方だったが、本日は旧市街を観に行くとのことでウキウキ(←死語)気分。
昼前におでかけをして、早速旧市街を堪能することとした。
-の前に、昼飯になにか食べようという話になり、当方たっての希望でケバブを食べることにした。
ワルシャワに来てからあちこちで見かけるケバブというのは一体どれほどの美味しさなのだろうと
ものすごく気になっていたのだ。
友達の話だと美味しいと評判のケバブの店があるらしいので、そこで買うことにした。
ちなみに日本じゃあまり見かけないが、向こうはなにかってーと立ち食い&歩き食い。
中央駅近辺でもザピエカンカという、細長いパンにチーズとキノコを乗せて、
ちょうどピザトーストみたいな感じの食べ物があるんだが、それを道行く人がことごとく食ってたり。
そーゆー文化なんだなぁ。
部屋を出てトラムに乗り、文化科学宮殿近くで下車。
途中、ワッフルだのプレッツェルだのをわんさかディスプレイしてあるパン屋にちょっと心奪われそうになる。
あんま見えないけど、かなり魅力的だった。。。
マックのある交差点を北に折れるとすぐに目的のケバブ屋があった。
すげぇ!行列してるよ!
画像編集してて気づいたんだが店のにーちゃんカメラ目線じゃん。
でも英語で話し掛けてくれるナイスガイ。いや受け答えしてたの友達だけど。
確かに出てる値段を見ると安いもんなあ、そりゃマックよりかはケバブにみんな行くよなとか思いつつ、
こんにちはケバブ。
当方の手の大きさと比較すると分かるんだが、えれぇ巨大。
これをペロリと食べるですか、ポー人は。
何口か食べちゃってるんですが中身はこんなん。
野菜がふんだんでこりゃんまんま。スパイシーでいい感じ。これがケバブか。
ふとネタのために「XXL」を注文しようかとも思ったんだが、
ノーマルでも十分に腹いっぱいになったくらいだから注文しないのは正しい選択だったのかも知れん。
「食いきれない中で充分です」みたいな感じだなとか思ったり。
友達と二人、郷に入らば郷に従えに沿い、ケバブをもしゃもしゃ食べつつ旧市街へ。
クラクフ郊外通りをポーランド科学アカデミーの交差点から北へ向かうと旧市街に行くわけだな。
ポーランド科学アカデミーとコペルニクス像。
ここから北の旧市街へと向かう。
思ったのはワルシャワ大学が近くにあるためか、えれぇ学生が多いなということ。
なんかどこもかしこも若い人ばっかりだなぁなどと思っていると、すぐに聖十字架教会が。
ここにショパンの心臓が埋まっているらしい。館内撮影禁止故に怒られたら嫌だから撮らなかった。
ショパンの心臓うんぬんについてはこちらのblogを参照してもらうとして、
入ってみて思ったのはなんつーのか、日本の文化にはまず存在しない荘厳さ。
天井がものすごく高いというのも要因の一つなのかも知れないが、
人が絶え間なく訪れて祭壇に向かって祈りを捧げている姿は、やっぱりカトリック教圏の国なのだなと実感。
その脇でパートっぽいおばちゃんがモップで床を掃除していたりしたのが逆に印象的だったり。
祈りを捧げる現場だったとしても、やっぱりそこでお金を稼ぐための人がいる対比が面白かった。
ふもとにショパンの心臓が埋まっているはずの柱を見た後は旧市街までテクテクと。
途中、ワルシャワ大学に学生でもないのにこっそり潜り込んで、学内をチラリと覗いてみたりして、
ワルシャワ大学正門
たどり着いたのはラジヴィウ宮殿。
なんでも
王宮広場とワルシャワ大学のほぼ中間に、ゲートをライオンの像と
兵士たちに厳重に守られたラジヴィウ宮殿がある。
貴族ラジヴィウ家の館だったが、1765年に館の一部を劇場として開放し、
ポーランドで初めてのオペラが上演されたほか、ショパンもここで初めてのピアノ演奏会を開いた。
現在はポーランドの大統領官邸として使われている。地球の歩き方より
らしい。
へー、大統領官邸なんだ。どーりで警備がたくさんいるわけだな。
あとライオンの像と。
当然の如く中など見れるはずもないので、その先の旧市街へと歩を進める。
アダム・ミツキエヴィッチ像を過ぎ、
ちょこっと歩くと、そこは王宮広場であり、南からの旧市街の入り口へとたどり着く。
仕事じゃないから雑なパノラマだけど王宮広場
ジグムント3世の碑を左目に見つつ、旧王宮を華麗にスルーして旧市街へと。
旧市街とは言っても戦後に復興された街並みらしく、世界でも類を見ない、
「新しくて古い街並み」らしい。
WW2で徹底的に壊されたものを、残っていた写真や絵を元に街を作り直したとのこと。
こーゆー、ルパーンやパヤオに出てきそうな感じの路地も全部戦後に作られたもの。
旧市街とはこういう街並みや歴史を感じて楽しむところなのですな。
手前の茶色い建物が確か聖ヤン大聖堂。見切れてるけど。
見学時間外にて見られず。。。。と思ったら、物乞いのおじちゃんになんか話し掛けられたり。
あの、このモンゴロイドの顔立ち見て話し掛けてます?
旧市街というと観光名所の一つになっている故、どうしても移民系の物乞いの人に多く出くわす。
当然というか、観光する人が集まるのだから、
かようなちょっと金額が高めの商品なんかを扱ったりする店が多かったりする。
ポーランドと言えば琥珀が有名で、琥珀細工はもちろんのこと、
他貴金属を観光客に買ってもらおうとしているわけだ。
そういう金のある観光客を狙って物乞いするわけだな。
聞いてた話としては、子供を抱いて「赤ちゃんに飲ませるミルク代をください」的な女性がいると聞くが、
初めて遭遇した物乞いはおっちゃん。
まぁ色んな物乞いがいるんだろうとは思うがなぁ。。。
とか思いつつ歩いてたら、見事に赤ん坊抱いた女の人が物乞いしてるのに出くわしたり。
無視したからと言って特に不利益をこうむることはないので華麗にスルーしつつ旧市街市場広場へ。
ちょーしこいて360度パノラマやったらえれぇデカくなったので別窓で開く旧市街市場広場
夏になるとこの広場にカフェが所狭しと出店して、かなり賑やかになるらしい。
っつって参考blogでもとか思ったらこっちのblogの方が作りよくて、えれぇげんなり。
んま夏はそんな感じ。
で、この広場の中心には人魚像が建っていたりする。
何故人魚なのかと言うと、
その昔、未開のヴィスワ川(編注:ワルシャワを南北に走る川)沿いに貧しい漁師が住んでいた。
(中略)
ある朝、漁師は網にかかった人魚を生け捕りにした。下半身は魚だが、上半身は美しい女性だった。
驚いた漁師は人魚を家につれて帰ったが、川へ帰してほしいと懇願され、結局は帰してやった。
それ以後、漁師の家の周りにだんだん人が住み着き、魚がよく売れるようになって漁師は裕福になった。
その漁師夫婦の名前がワルスWarsとサワZawaで、これがワルシャワの始まりだという。地球の歩き方より
てな伝説があったりするから。市の紋章にも人魚が使われていたりする。
なもんで、像を作って称えているわけだな。きっと。
夏ならばここでコーヒーの一杯でもという話になるのだろうが、いかんせん3月。
店も出ていないし、第一寒いし、周りの土産物店を物色しつつ、
旧市街北部へあるバルバカンへと歩を進めることに。
つってて途中で美味しいアイスの店があるからと言われてアイスを貪り食ったり。寒いのに。
でも濃厚でんまんまでしたなぁ。
そんなアイスをもしょもしょ食べつつバルバカンへ。
バルバカンとは外敵から街を守るための砦として築かれたものらしく、ワルシャワのみならず、
かつて首都があったクラクフにも旧市街へ入るところにバルバカンが建っていたりする。
言うなれば城門ってなもんですな。これが旧市街を半分ほど、ぐるりと取り囲んでいる。
このバルバカンもWW2後に再建されたものらしい。
南から旧市街に入っていくと、このバルバカンを最後に旧市街エリアは終了。
キュリー夫人博物館を過ぎて北上すると、新市街へと抜けていく。
んむぅ、どうあがいたってたかがこんだけの写真と文章のみで
旧市街の雰囲気だとかを伝えられるはずもなく、頭の中で思い返して書いたりしてみても、
あーやっぱり違うよなぁとか思ったり。
いい景色だなと思って写真に撮っても、あとから見てみたら「こんなんだっけ?」と思うことが多々あるように、
人の目で見たもの、記憶に残っているものがやっぱり一番キレイなのだなぁと思ったり。
寒かったのと疲れのおかげであーんまり満足に見ることができなかった旧市街。
もし次行くことがあるのであれば、なんかレストランとか土産物屋とかに立ち寄って
無駄に時間を浪費してみたいなとか思える場所でございました。
むは、旧市街を見たなーという余韻にひたりつつ、帰路へ-の前に、
アルカディアへ寄って晩のご飯の買い出しをば。
途中、乗るトラムを間違え、どこここ?みたいな状況に遭遇しつつも(漏れが迷ったわけじゃないよ)、
なんとかアルカディア内カルフールでお買い物。
その際に友達に「ポンチキ」なる魅惑の食べ物があると聞いた。
要はドーナツなんだけれども、溶かした砂糖を塗った、
穴の開いていないドーナツの中に野イチゴのジャムが入っているという。へー。
当方としてはそのネーミングに心をズギューンとやられた次第で、
買って買って買ってーとかなりダダをこねて無事ゲット。
買ってもらったあまりの嬉しさに、
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
をもじって、
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ポンチキ!ポンチキ!
⊂彡
と店の中でやらかす始末。とんだ三十路です。本当にありがとうございました。
いいじゃん、異国だし。言葉通じねぇし。
なんだったらストレートにおっぱいおっぱいって言ったっておk。
いややんなかったけどさ。
他にピエロギなる、言わば餃子を購入して帰宅。
ピエロギは形からなにからまんま餃子であり、地球の歩き方によると
中国の餃子がロシアを経て伝わり、アレンジされたものと言われているらしい。
具は肉とかチーズとか野菜とか色々。今回はひき肉をチョイス。んで、茹でて食べるべく調理調理。
の前にポンチキをば。
友達が買って来た物を片付けてるのをいいことにポンチキのみを奪取。
こっそりリビングに移動して貪ってみた。こっ、これがポンチキ!
と感動する間もなく、「ちょwwwwなに勝手にいつの間にか食ってんのwwww」と言われる。
あはー、食べてしまいましたー。
「それで、どう?うまい?」との友達の問いに「いやふつー」と答えた当方。
だってふつーにドーナツなんだぉん。
そんな素のリアクションを見て、「世界で一番美味しいポンチキの店がある」という情報を友達が提供。
うほっ!それはちょっと行かなければなるまい。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ポンチキ!ポンチキ!
⊂彡
なとど包丁を振り回しつつ、調理完了。
まずはポーランドには存在しないホワイトシチュー in 砂肝。
シチューは当方が日本から持ち込んだので、目の前に存在している次第。
やっぱりポーランドはシチューよりもスープがベースにあるみたいね。
そこにネットで調べたところ「まず合わない」との評判があがっていた砂肝を投入。
食べてみると、別に、そんな合わないということもなく。
おそらく、柔らかくてホクホクした中に、コリコリした食材が混じるというのが「合わない」理由なのかなと。
んまんま。
で、お供はこちら、
フリーク(ラズベリー&チェリーシロップ入りビール)
最初この赤い液体を見た時にびっくりしたね。
ビールと言えば基本金色じゃないですか。それが赤。
カキ氷とかにかける甘いシロップが入っているのだ。
なんぞ、こういう甘いビールに需要があるらしく、
酒屋の棚を覗いても、後から普通のビールに追加できるよう、ビール用シロップが売っていたりする。
これはちょっと衝撃的だった。甘いし。でも酔っ払うの。なにこれ。
おもろいビールを味わいつつ、ピエロギが茹で上がったのでそちらをご賞味。
餃子であれば醤油なんだが、これはピエロギ。こっちの人は「マギー」をかけて食べる模様。
さっそくマギーを垂らしていただきまーす。
んむ。
んー・・・なんだろう、コンビーフが中に入ってる感じ。。。
どっちかってーと、茹でるより揚げた方がんまかったかなぁ。。。
あ!もしかしたらシチューに入れたらイケるんじゃない!?
投入して食してみると、個人的にはこっちの方がイケたなぁ。
なんだろう、マギーの味なのかなぁ?醤油に似てるようで違う味だったから、それがネックになったのかも。
ごちそうさまをしてシャワーを浴び、この日は不貞寝することなく就寝。
歩きまくった1日だった故、素直に眠りに落ちましたとさ。
コメントする
※ コメントは認証されるまで公開されません。ご了承くださいませ。